環境
Mac OS 10.12.3
CocoaPodsインストール
1.インストール
MacにはデフォルトでRubyがインストールされているので、それを前提に進めていきます。以下のコマンドを実行します。
$ sudo gem update --system // ruby gemを最新にする $ sudo gem install cocoapods // CocoaPodsのインストール $ pod setup // CocoaPodsのセットアップ Setting up CocoaPods master repo Setup completed (read-only access)
2.利用
Xcodeのプロジェクトフォルダ直下に「Podsfile」という名前のファイルを置きます。
例
# Uncomment the next line to define a global platform for your project # platform :ios, '9.0' target 'myproject_ios' do pod 'SwiftCop' pod 'ReachabilitySwift', '~> 3' end
Posfileと同じ階層で以下のコマンドを叩くと、指定したライブラリがインストールされます。
$ pod install
Homebrewのインストール
Homebrewはパッケージのインストール(アンインストール)作業を一元的管理するものです。インストール先は /usr/local になります。
Homebrewのサイトを見ると、以下のコマンドが記載されているので、それをコピーして実行し、インストールします。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
次にbrew doctorを実行します。これは、Homebrewのインストールやその後の使用に問題がないか確認するためのコマンドです。
$ brew doctor
バージョンを確認します。
$ brew -v Homebrew 1.1.10 Homebrew/homebrew-core (git revision 465a; last commit 2017-02-15)
なお、一応Homebrewのupdateを行っておきます。
時々実行してupdateしておくとよいと思います。
$ brew update
その他便利コマンド
homebrewの基本コマンドを少し載せておきます。
パッケージ検索
$ brew search
パッケージインストール・アンインストール
$ brew install // インストール $ brew remove // アンインストール
パッケージの有効化・無効化
$ brew link // 有効化 $ brew unlink // 無効化
パッケージされたリストの表示
$ brew list
3. carthagoのインストール
以下のコマンドを実行し、brewを使ってインストールします。
(※久しぶりにbrewを使う場合は、$ brew update
をしておくと良いでしょう。)
$ brew install carthage
インストールされているかは以下のコマンドで確認できます。
brewでインストールされたものの一覧が表示されます。
$ brew -v list
4.renvのインストール
MacにはデフォルトでRubyがインストールされていますが、それを利用するとバージョンによる影響がでるので、複数バージョンを管理することができるrbenvを入れます。
$ brew install rbenv ruby-build
バージョンを確認します。
$ rbenv --version
インストールするrubyのバージョンを確認するために、リストで候補を表示します。
$ rbenv install -l
今回はリストの中から最新版をインストールします。
$ rbenv install 2.4.0
インストールしたRubyは以下のコマンドで確認します。
$ rbenv versions
rubyのバージョン切り替え
rubyのバージョン切り替えは、以下でglobal
を使って切り替えます。
(※一部プロジェクトに適応したい場合はlocal
で変更します。)
$ ruby -v ruby 2.0.0p648 (2015-12-16 revision 53162) [universal.x86_64-darwin15] $ rbenv global 2.1.0 $ ruby -v ruby 2.1.0p0 (2013-12-25 revision 44422) [x86_64-darwin15.0]
5. bundlerのインストール
RubyのプラグインであるGemは普通に使うとグローバルに入ってしまいますが、それを避けて、特定ディレクトリに入れる仕組みがbundlerです。
そのbundlerをインストールします。(パーミッションのエラーがでたので、/usr/local/binにインストールしました。)
$ sudo gem install -n /usr/local/bin bundler
新しいgemを入れた場合は、rbenvでrehashしないと、パスが通っていなかったりするそうなので、実行します。
$ rbenv rehash $ bundler -v Bundler version 1.12.4
bundlerの設定ファイルを作成します。bundler init
を実行すると、Gemfile というファイルができるので入れたいGemを記述します。以下はcocoapodsを例に記述しています。
$ bundler init
以下はGemfileの例です。
# frozen_string_literal: true # A sample Gemfile source "https://rubygems.org" gem 'cocoapods' , '0.39.0'
※Gemfileの詳しい書き方は「gemfile – リファレンス – – Railsドキュメント」をご参照ください。
Gemfile に書いた内容をインストールするには、以下のコマンドを実行します。インストール先のディレクトリとしては.vender
を指定します。
$ bundle install --path=.vendor